五木寛之 角川書店
ロマンを語り夢を抱いた昭和三十年代。
希望を与えてくれたのは、いつも歌謡曲だった。いま、歌と涙で生きる力がわいてくる!
敗戦を経て、軍用毛布一枚で上京した五木青年。 早稲田大学に合格するも、授業料を滞納し、売血で食いつなぐ赤貧の日々。豊かな石原慎太郎・裕次郎兄弟を唖然として眺めながら、五木は次第にストリップ評論や、業界紙の安い仕事を得てゆくようになる。 次から次へと仕事をこなし、マスコミの底辺から、レコード会社専属の作詞家へ。その中で、自分の表現を志す気持ちがふつふつと芽生えてくる―。
NHKラジオ番組「ラジオ深夜便」の、五木氏の人生と昭和歌謡曲史をめぐる、トークと歌詞を採録。
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