PCサイトはこちら

五木寛之さんの執筆された作品を紹介しています。


隠れ念仏と隠し念仏―日本人のこころ九州・東北


隠れ念仏と隠し念仏―日本人のこころ九州・東北

隠れ念仏と隠し念仏―日本人のこころ九州・東北
【発売:2005年10月】

知られざる日本人の熱い信仰を探る!
列島の南から北をめぐり、日本人のこころ深層に迫る。
九州の薩摩藩と人吉藩では、かつて一向宗が禁じられ、300年もの間、強烈な弾圧が行われた。その嵐に耐えて守り抜かれた信仰、それが「隠れ念仏」である。東北には、信仰を表に出さず、まるで秘密結社のように守りつづけた人びとがいる。
取り締まりを受けながらも、「隠す」ことで結束した信仰、それが「隠し念仏」である。


<著者のことば>
日本の歴史をふり返るとき、私たちはどうしても為政者の歴史だけを見てしまいがちです。しかし、極度の貧しさと苦しさのなかで、自らの命を犠牲にして信仰の仲間を守るとか、あくまで信仰を捨てずに殉教するというような、知られざる庶民の歴史もあるのです。
それを日本人のこころの歴史の<記憶>として、大切に残していかなければいけないのではないでしょうか。


HOME
友達に教える
五木寛之の本